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券売機, Ticket vending machines, 1番のメリット

券売機, Ticket vending machines

 

隠されたメリット

売上の明確化

券売機を使っている一番のメリットって何だと思います?あなたが経営者でお金があわなかったときどうしますか?調べないといけないですよね。そのときに一番疑わなければならないのが従業員です。スーパーでレジ員に監視カメラがついているところがあります。これ、やりたいです?大きい会社なら仕方ないけど、感じ悪い会社になっちゃいますね。券売機にすることで従業員がお金に触れることがほぼなくなります。つまり社長の精神衛生が保たれるってことです。

ブラック企業によくある従業員は家族だ!なんてふつうは言わない。ほんとはある程度フラットな経営者と従業員が仲のいい企業にしたいんですよ。経営者もブラック企業になりたいわけじゃない。

トッピングは現金でもできますよ、というお店もあります。ここでダメな従業員はポケットにいれるかもしれない。そうすると具材の減り方からわかるし、覆面調査されたらわかってしまいます。経営者からすると素行は調べないといけないですから。ここで言いたかったは「不正する奴がわかったほうがいい!」という主張に対して券売機を導入してもできるんですよ、ということです。

記帳が楽

オーダー票から売り上げを記帳するのはめんどくさい。券売機なら集計してくれる。えっ?奥さんにやらせればいい?奥さんは変身すると怖いんですよ。美人な人ほど怖い。なぜって旦那さんが惚れてると逆らえないの。信頼できる店員がいて給料が抑えられるならいい。でもなかなかそうはいかない。転職されたら困ってしまう。ときどき、経理なんて誰でもできる!こんな社長さんがいます。確かに泥棒でもパソコンの会計ならできちゃいますし、不正経理も脱税も簡単です。調べる側はもっと手ごわいかもしれないんですけどね。経営者の態度にあわせて従業員も育つと思ってください。

オーダーの手間

券売機のない場合、お客さんが座ってから注文。オーダーが誰が先かは注文が決まって伝えてから。お店に入った順ではなくなります。手書きの注文票があればそれを手書きした後、になります。なければ口頭のみ。間違いが出そうですよね。オーダー票が券売機の食券に変わるわけです。

 

衛生的

コロナで話題になったのがお金が汚いということ。海外だと違法薬物がしみ込んでいたり、日本でも病原菌がついてたりするようです。コンビニで店員が食品やコーヒーを触るところがあります。店員がアルコール消毒を頻繁にしていました。「手が荒れませんか?」「荒れますよ。でもお店の指示ですし衛生上しないわけにはいきません。」とのこと。日本ではこれができますが、アメリカでやったら巨額な訴訟になるでしょうね。

お金の扱いを分離することで衛生的になるわけです。とは言っても、です。お客さんがお金をさわった手で食券渡してるからとても衛生的なわけでもない。食券の紙が抗菌・抗ウイルス機能があったら別かもしれない。

券売機のデメリット

売上を明確にしない

券売機を使うことで、売上が明確になります。脱税やごまかしがしにくくなります。ああいう機械はアナログにみえても発券枚数なんかを組み込まれた半導体で管理してると思います。券売機を調べられたら正確な売り上げがわかる。

とはいえラーメン屋で目をつけられたら客の出入り数をチェックされて摘発されると思います。ほとんどの顧客がどんぶり一杯でしょうしラーメンの値段はさほど変わらないので脱税したらばれますよ。居酒屋で同じような調査をされたところがありました。最後は税務調査官が居酒屋にずっといて人数チェック。ドラマみたいですけどニュースになってました。今なら監視カメラで入店人数は把握できてしまいます。

人がみえなくなる

オーダー票の使い方は人次第です。じつは名刺もそうなのですが、しっかりした店員はメモを書いて営業報告をします。どんな人が来たか、常連か、とか。オーダー取ってる人間ならどんな人がどんなトッピング頼むかも理解できます。おれ「糖尿病みたいなんだ」「痛風なんだ」と話すお客さんもいるかもしれない。(頼むべきメニューが変わってきます。)。要するにアナログなオーダーは店員がまともならAIとなりビッグデータを吸い上げてくれるんです。

店員は低コストのAIである

「毎週水曜日は行きつけのお店が休みだからここに来るんだ」=水曜日はほぼこの人が来る、つまりこの情報から売上予測ができる。近くで建設工事があり、作業員が団体がよく来る。だったらトッピング券渡したらほかの作業員が来てくれるかもしれない。全員に渡すサービス券と店員の温かい言葉と一緒に渡すサービス券、どっちが使いたいでしょう。こうしたことができる店員はAIよりも売り上げが伸びるかもしれないのです。

もし店員が英語ができたなら「実はアメリカでラーメン店を開きたいんだ」と聞けるかもしれない。これが券売機で仕切りのあるラーメン屋だと起こりにくくなる。お客さんの迷惑な無駄話やヨタ話も増えるんでしょうけど。

最期に

自動化でお客さんとの接点が減る。COVIDの状況だとそれがいいようにも見える。ラーメン屋を立ち食いソバのようにするのは単価的に妥当な食べ物なのでそれでいいと思う。しかし、人付き合いが大事と思われるような立地、人が入るかわからない初期段階に初期投資金額が大きい券売機はなくてもいいかもしれない。近所だから挨拶もかねて入ってみました、って人に券売機だったら感じ悪くなっちゃいます。最初から行列になる自信とお金があれば券売機ありでもいいと思いますよ。

日本だと、朝にお店の前を掃除することがよくあります。あれをしないお店は近所から嫌われます。お店の前が真っ黒に汚れた外国人の料理店。気が付いてないかもしれませんが近所から嫌われます。もしかしたら差別と思うかもしれない。逆に掃除をしてると「あ、こいつは町内の仲間にしてもいい」と態度が変わるかもしれません。

おまけ 盗難と不正

夜間の盗難はそれなりにあります。お金は毎日抜いておけばいいのですけどね。中のお金より機械の修理費が痛いでしょう。また不正もあるので中古品はやめておいたほうがいいです。大昔、韓国の硬貨が日本の500円玉と誤認される自動販売機がありました。悪用される事件が多発して問題になってました。この件について新しい販売機は問題ないでしょう。古い販売機はそういう問題が出てきますし、正規販売品以外の中古ならそうした問題にサポートもありません。

日本人の旅行者でユーロ札を出したら偽札だと警察沙汰になった話がありました。とても古いユーロ札で偽札の定番だったようです。日本で両替した本物だったのですけど疑われた模様。人間と機械のどっちが正確かはわかりませんが人間なら時事問題から注意を払います。お金をかければ偽札を判別できる機械もあるでしょう。よくあるのが偽物がなさそうな小銭だけ自動販売機にすることです。両替は店員に依頼するわけです。でも捕まっても平気な人ならそれでもやると思いますから絶対両替しないってお店もあります。

券売機のメーカー

券売機のメーカーを調べてみました。抜けがあるかもしれないし完ぺきではないです。券売機向け部品メーカーもあると思いますし組み立てだけをしてる企業もあると思います。